自然災害が発生すると、規模によっては甚大な被害を受けてしまいます。
なお、自然災害は季節的に発生することもあれば、前触れなく起こることもあります。
例えば、突然冬の寒い時期に災害が発生することも考えられるわけです。
このとき、冬に災害が発生しても、ある程度の寒さ対策をしておくことで安心することができますよ。
ただ、どのような寒さ対策をするべきかは悩みどころです。
そこで今回は、冬の災害に備える寒さ対策についてご紹介をしています。
目次
冬の災害による寒さ対策をするべき理由

冬の災害に備える寒さ対策についてですが、中には「なぜ備えるべきなのか」を悩む人がいるかもしれません。
そこで、一般的な理由を以下の項目でご紹介します。
ライフラインの復旧には時間が必要
災害による被害が甚大であるほど、生活に必要なライフラインが停止した場合の復旧には時間がかかります。
例えば、阪神・淡路大震災は1月半ばに発生しており、季節的にまだ寒い時期でした。
このとき、9割程度のライフラインが復旧するまでの日数は以下の通りです。
電気 | 2日 |
水道 | 37日 |
ガス | 61日 |
電気が比較的早く復旧したことで温まる手段が増えたものの、それでも2日はかかっています。
そのため、阪神・淡路大震災をたとえとして考えると、寒さを凌ぐ備えをしていなければ2日間を震えて過ごすことになってしまうわけです。
過去の災害をモデルにしているため電気の復旧には2日間と分かっていますが、実際の災害ではどれ程の時間を必要とするかは分かりません。
そのため、事前に寒さ対策をしておくと安心です。
寒さは健康に多くの影響を与える
長期にわたって寒さを受け続けると、様々な病気を引き起こす原因となってしまいます。
具体的には以下の通りです。
- 凍傷
- 低体温症
- 血行不良
- 免疫力低下
- 自律神経の乱れ
上記の内容は一部ですが、寒い状況下では健康面にさまざまな影響を及ぼすことが分かります。
そして、長時間寒さを受け続けると手足の動きは鈍り、体温や代謝の低下、また精神錯乱を引き起こす原因にもなってしまうんです。
避難所が温かいとは限らない
被害状況によっては、最寄りの避難所で生活をしなければならないこともあります。
このとき、避難所であれば暖かいのかと言うと、地域によって異なります。
例えば、避難所自体に暖房設備が十分に整えられていなければ、身体を温めることはできません。
避難所の中とは言え、寒い状況が続くと低体温症になったり、地域によっては凍傷や皮膚損傷を引き起こすことも考えられます。
そのため、各自で暖まることのできるものを用意しておくことが大切です。
冬の災害による寒さ対策となる6つのアイテム
ここでは、冬に災害が発生しても寒さに耐えることのできる6つのアイテムをご紹介しています。
どのような備えができるのかの、参考にしてみてください。
カイロ
携帯ができて簡単に温まることのできるアイテムと言えば、カイロですね。
寒さで手が震えても、カイロを使えばすぐに温めてくれます。
また、寒く感じる部分に当てて温まることもできるので、1箱は備えておくと便利ですよ。
桐灰カイロ ニューハンドウォーマー 貼らないタイプ 30個箱入
平均温度:51度
持続時間:24時間
湯たんぽ
布団を温めるためによく使われているのが、湯たんぽになります。
湯たんぽは使い捨てカイロとは違い、何回でも使用することができるのがポイントです。
布団の中に入れておけば暖かく、足元に置いても温めてくれる優れものですよ。
災害時の寒さ対策として、持っておきたいアイテムです。
石油ストーブ
ライフラインが停止すると電気やガスが使えないため、空間を温める暖房器具が使えません。
このとき、避難をせずに自宅で過ごすのであれば、暖房器具は必須となってくるはずです。
その際に、石油ストーブがあると便利ですよ。
石油があれば部屋全体を温めることができるので、電気やガスが使えなくても寒さを心配することなく自宅で生活ができますね。
[コロナ] 石油ストーブ 対流型
本体サイズ:幅46×奥行46×高さ59.8cm
原産国:日本
暖房出力:6.59kW
暖房の目安:木造17畳まで コンクリート23畳まで
タンク容量:7.0L
燃焼継続時間:10.9時間、燃料消費量:0.640L/h
本体重量(kg):11.2
SOL(ソル) ヒートシート エマージェンシーブランケット1人用
シンプルにも関わらず、体温の維持に優れている非常用のブランケットです。
低体温症の予防にも効果絶大で、しっかり体温を維持しつつ寒さから身を守ってくれます。
折りたたんだ際はポケットに入るほどの大きさになるので、非常にコンパクトですよ。
使うときは何度も使用できるので、寒さ対策として心強いアイテムです。
SOL(ソル) ヒートシート エマージェンシーヴィヴィ1人用
密閉性が高く、保温性に優れた寝袋です。
ガサガサ感が無く、簡単に折りたたむことができますよ。
また、折りたたんだ際は片手で持ち運びができるほど、コンパクトサイズになります。
何度も繰り返しの使用ができるので、冬の災害時でも寒さに震えず安心して眠ることができます。
カセットコンロ、カセットボンベ
食品を温めるにはカセットコンロが必要です。
なぜなら、ライフラインが停止するとガスや電気が使えないので、食品を温めることができません。
寒い時期だからこそ暖かな食事をとる必要があるので、1台は備えておくと便利ですよ。
なお、カセットボンベも必要となってくるため、1日1本を想定して備えると安心です。
冬の災害による寒さ対策は必須です

冬に災害が発生した際に寒さ対策をしていなければ、寒さを受け続け生命の維持に関わってくる問題になることも考えられます。
本来であれば災害が発生しないことに越したことは無いのですが、日本は何かと多いのが現実です。
最近は地震も多く発生しているので、ぜひ今回の記事を参考にして、冬の災害による寒さ対策を検討してみてください。
今回はこれで以上です